
住宅ローン変動金利の実情(その1)
住宅ローンで変動金利を選びたいけど、世の中はどうなっているのか、その実情はとても気になるところです。身の回りでも、固定金利を選んでいるのか、変動金利を選んでいるのか、知りたくてもなかなか知りえないものです。そこで、住宅ローンを借りている方、又はこれから借りようとしている方の中でも、変動金利を検討している方が知っておくと良い実情をご紹介します。
住宅金融支援機構の調べによると、2009年2月時点での借入れにおいて、変動金利を選んでいる方が45.1%に上ることが分かりました。しかも、興味深い結果として、年収別に見ると400万円以下の方では、42%の方が変動金利を選んでいます。尚、600万円以下の方は36.3%、800万円以下の方は33.2%、そして1000万円以下の方は34.6%となっていることから、資金面で余力がある方ほど、変動金利ではなく固定金利を選ぶ傾向にあることが分かります。
この主な理由として挙げられるのが、低い金利の期間でしか支払えないという点が挙げられます。また、高額所得者になるほど、金利の状況などを見るのが面倒だったり、資金的な余力があるため、わざわざ変動金利で支払う必要がないという点もあります。
つまり、年収の増加が見込めない現在の景気動向を見ると、固定金利よりも変動金利の方が利用率が高くなっていると言っても過言ではありません。これから、変動金利を借入れたいと検討している方は、是非自分の収入で固定金利を組めるかどうか考えてみてはいかがでしょうか。
住宅ローン変動金利の実情(その2)
住宅ローンを組む上で変動金利を選んでいる方が多くなっていますが、その背景にある明確な理由をご存知でしょうか。投資ブームも一巡し、それなりに蓄えが出来ている方から見ると、むしろ固定金利を選ぶ方が多いのではと考えがちです。それでは、今の変動金利の実情に迫ってみましょう。
住宅金融支援機構の調査によると、将来的に金利が上がると考えている方は少なく、むしろ「ほとんど変わらない」と考えている方が多いことが分かりました。しかも、興味深いことに、変動金利を選んでいる方だけでなく、固定金利を選んでいる方も同じ観測を持っているということが分かりました。
それでは、この事実から何が読み取れるでしょうか。実際の金利変動データによる判断ではなく、「借入者の思い込み」で金利は当面上がらないと仮定します。すると、考えられるケースとして、大幅な金利上昇が急に始まってしまうと、固定金利にしたり、別な金融機関の住宅ローンに慌てて変えようとする人が出てくることです。これは、自分が予期していなかったために、熟慮せずに住宅ローンを変えなきゃいけないと思ってしまうからです。
実際にすぐに借り換えた方が良いかどうかは、しっかりとしたシミュレーションが必要になりますが、その時点では固定金利も上昇しているため得策ではありません。重要なことは、「いつ金利が上昇するか分からない」ということを念頭に入れておきながら、日々の経済上昇に目を通しておくことなのです。
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